インタビュー

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システム開発と運用の最適化を実現するインフラ一括運用(IT業務のアウトソーシング)サービス。時には顧客企業の業務改善、組織改革にまで踏み込みながら期待に応えていく。

JSOL認定ITプロフェッショナル(ITアーキテクト)であるJSOL基盤ソリューション事業部開発第二グループの伯井孝俊は、さまざまな常駐先での経験をキャリアの向上に結び付け、「情報化戦略に関わる課題に広く対応できる存在」として顧客のIT最適化の実現に貢献している。

インフラ一括運用は単なる委託受注ではない

システムの開発と運用は、システムの規模の大小を問わず常にミッション・クリティカルなものである。言葉を換えれば、システムとは常に最適であって当たり前の世界だ。 しかしシステムを開発するのも運用するのも人である。どんなに注意深く努力を続けたとしても問題は発生する。創っているシステムがエラーを誘発することさえある。 いかにシステム開発と運用における最適化を実現するのか。それを支えるのが「インフラ一括運用サービス」、つまりIT業務のアウトソーシングサービスだ。さまざまな分野のプロフェッショナルが、顧客が必要とするリソースを提供して開発や運用の最適化をめざす。

「インフラ一括運用サービスはお客さまのお助け部隊。そのためにJSOLでは、プロジェクトマネジャーのもとで各種の専門技術者が協調してサービス提供にあたっています」

伯井は現在、ある情報システム子会社に約20人のJSOLメンバーと共に常駐。JSOL側のプロジェクトマネジャーとしてシステムの基盤部分の開発を支援している。 プロジェクト全体のなかでJSOLのチームに求められている課題は、顧客内の基盤開発のための手順の整理やUNIX技術要員の投入、マイクロソフトのパッケージソフトなどの特定領域の技術サポートなどだ。 プロジェクトマネジャーである伯井の仕事は、顧客への提案活動や担当する案件の要件の取りまとめ、WBS* の作成、スキル定義、メンバー割り当て、進ちょく管理、品質管理、そしてメンバーの育成など多岐にわたる。

「インフラ一括運用サービスは、業務を受託して常駐先で開発にあたるだけでなく、お客さま側にある課題も含めて改善策を探り、システム開発と運用の最適化をめざすもので、時にはお客さまの業務の流れや組織改革さえも提案させていただきます。ですからプロジェクトリーダーは、お客さまと開発担当者の間にいる"中継ハブ"として自ら進んで間を取り持ち、お客さまと開発作業者のベストワークを模索していきます」

システム開発では、さまざまな受託会社から技術者が派遣され、常駐先で共同作業にあたっている。そこには当然ながら開発の進め方に対する考え方や技量の違いが混在し、それが最終的に開発を遅らせたり、システムの完成品質を低下させたりする事態にもつながりかねない。 「JSOLメンバーや協力会社の混成チームの運営においては、品質のばらつきや"受け身思考の排除"といった課題に対してチーム全体を巻き込んで粘り強くレベルアップに取り組んでいます。それがお客さまからのインフラ一括運用サービスやJSOLへの信頼へとつながり、おかげさまでお任せいただける仕事の範囲や量が少しずつ増えてきています」

(2016年03月現在)

*1 WBS(Work Breakdown Structure) プロジェクト全体を細かい作業に分割した構成図。

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