課題解決事例

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預かり品の棚卸作業が煩雑なうえに、人手不足が相まって在庫差異が膨れ上がり…適材適所のカウンター活用で、棚卸を高精度、短時間で実施できた理由とは?

物流倉庫業A社 業務部

様々なメーカーや商社、流通業からの品物を預かっているA社。国内に多くの倉庫を持っていた。預かり品の棚卸は、顧客の要望に応じて実施しており、最短のサイクルでは2週間ごとという預かり品もあり、作業が煩雑で、業務部はその対応に連日追われていた

課題

棚卸担当者が頻繁に代わることで、ピッキングミスが頻発。在庫差異が大きな問題に…

業務部の中でこのところ問題視されていたのは、在庫差異が頻発しているということでした。原因は、複数いる棚卸担当者それぞれで、カウントのやり方が異なり、作業の習熟度の違いもあってピッキングミスが重なっていたのでした。そのため、数量が安定せず、複数人が交代で夜遅くまで、何度も数え直さなければならなかったのです。
その時の様子を、業務部リーダーのS氏は次のように語りました。
「この業界は人手不足もあり、安定した作業員(派遣やアルバイト)の確保が、本当に難しいんです。棚卸に慣れたころ、みんな現場を去ってしまって…」

RFIDの導入を検討したが、コストや誤動作が心配で、なかなか踏み切れず…

在庫差異の発生原因は他にもありました。A社は頻発する預かり品の入出庫を円滑にするため、フリーロケーション方式を取っており、同じ顧客からの預かり品が複数個所に点在するケースはよくあることでした。しかし、位置特定がとても難しく、数量の把握をさらに難しくしていたのです。過去には、RFIDシステムの導入を検討したこともありましたが、コストを試算したところ、チップ代だけはなくリーダーや中継用機器、アンテナなど膨大な費用がかかることが分かりました。預かり品によっては、すぐに移送してしまうため、チップにかかるコストが見合わないという懸念もありました。
また倉庫には、金属製の預かり品が多く、またそれらを保管している金属製のラックやレーンが多く点在していたため、RFIDの誤動作やエラーの発生を心配していました。
S氏は、RFID以外の改善策を検討したかったのですが、日々の業務に追われ、なかなか先に進められませんでした。

課題のポイント

棚卸担当者の数え方や習熟度、人手不足で毎回変わる担当者などの問題もあり、在庫差異が多発していた
RFIDの導入を検討するも、コストや金属製部品、保管場所によるエラーの発生が心配

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