課題解決事例

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度重なる自然災害に備え、社員が出社することなくビジネスを継続できる環境が必要にBYODを活用することにより、短期間、低コストで実現したBCP対策とは?

製薬会社B社

B社では各種の緊急事態に備え、基幹システムなど重要なシステム環境についてはBCP対策を準備してきました。しかし、ここ数年は実際に様々な自然災害が日本を襲ったこともあり、システム環境への備えだけではなく、社員が安全に業務を行える環境を確保し、いかにビジネスを継続するかが重要であると考え、BCP対策としてVDI(仮想デスクトップ)の導入を検討することとなりました。

課題

自宅でも社内にいるときと同様に業務が行えるのは営業担当者のみに限られていた…

以前より外出の多い一部の営業担当者は、社内支給のモバイルPCを持ち出し、VPN接続で社内ネットワークに接続することで、社外でも業務が可能な環境は整備されていました。しかし、モバイルPCを持ち出した場合に盗難や紛失など情報漏洩のリスクが懸念されるため、実際には社外で業務する社員の負担となっていました。

また、人事や総務などの本部部門では、これまでは社外で業務を行うことはなかったため、自宅など社外の環境からリモートワークが可能な環境は提供されていませんでした。

突発的に出社が困難な状況となった場合、無理にでも出社しなければ業務を行えない…

地震など予測不可能な自然災害が発生し突発的に出社が困難な状況となった場合、部署によっては、社員の自宅にVDI環境に接続が可能な端末が備えられていなければ、結局無理にでも出社しなければ業務を行えない、という状況でした。情報システム部門の担当者は、BCP対策として、自宅での業務遂行にあたり、実現手段、方法に頭を悩ませていました。

課題のポイント

社外でも業務が可能な社員は一部のみ、しかしモバイルPCの利用はユーザの負担にも
VDI環境を用意しても、予測不可能な災害時に自宅に接続可能な端末がなければ業務を行えない

解決のポイント

USBタイプのシンクライアントを配布することで、モバイルPCの紛失・盗難・情報漏洩リスクから解放
自宅のパソコンからでも安全にリモートワーク環境にアクセス

解決

「クラウドVDI」と「USBシンクライアント」を活用し、安全な環境でのBCP対策を実現

以前にセミナーでJSOL社内におけるVDIとUSBシンクライアントの活用事例を聞いていたB社の担当者は、JSOLにBCP対策としてのVDIについて相談しました。VDIについてはクラウドを利用することで、万全なセキュリティ対策下で業務を行うことができることがわかりました。また、初期投資をおさえて安価に短期間でBCP環境の構築が可能であり、最小構成から段階的な拡大も容易になるとの提案を受け、まずはPoCを実施することとなりました。

端末についても安価なUSBタイプのシンクライアントを自宅のPCに挿入して起動するだけで、簡単に既存のVPNを経由して「クラウドVDI」の環境に接続することが可能ということが確認できました。「USBシンクライアント」はPCのメーカ、モデルとの相性があるようなので、PoC期間中に情報システム部員に配布し、各自の自宅のPCでの動作確認を行っていますが、概ね問題なく利用できているようです。

また、B社では全てのMRにタブレット(iPad)を配布していましたが、「クラウドVDI」の環境にはiPadからも簡単に接続することができます。るそのため、今後は「クラウドVDI」を働き方改革の一環としたテレワークや生産性向上を目的としたiPadの活用についても検討を進める予定です。